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錦糸町クボタクリニック

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窪田 彰 理事長
インタビュー
窪田 彰 理事長 クボタ アキラ
AKIRA KUBOTA
錦糸町クボタクリニック
出身地:長野県
趣味・特技:旅行
好きな本・愛読書:ノンフィクション作品
好きな映画:泥の河
好きな音楽・アーティスト:バロック
好きな場所・観光地:イギリス
■世界1周旅行で医療奉仕活動を経験し、「医師になる」想いを新たにする
私は地元・長野県でも有数の進学校に通っていて、高校時代の友人たちが揃って医学部を受験するような環境にいました。ですから、私が医師になった最初のきっかけというのも、「友達が医学部に行くから」という感じだったのかもしれません(笑)。大学に入ってからも、「自分が何者になりたいのか」がハッキリしないまま勉強を続けていたものですから、2年間の教養過程が終わった段階で一度休学し、思い切って世界旅行に出かけることにしたんです。
もちろん学生の身ですから、旅費を節約するために横浜から船に乗ってバンコクに入って、カルカッタからネパールへ。現地で医療奉仕活動をされていた岩村先生のもとで、巡回診療のお手伝いをしていた時期もありました。その後、インドからトルコ、ベルリンの壁がそびえ立つ頃のドイツと、7ヵ月かけて世界を回って帰国したのですが、そのとき「次に日本を出る時には、何か人の役に立つスキルを身につけていたい」と思ったんですよね。一番はじめに浮かんだのは、やはり「医師になる」ことでしたし、それからの4年間は本腰を入れて勉強をして、医師になるための知識を深めていきました。

窪田 彰 理事長 窪田 彰 理事長

■精神科医として研鑽を積み、日本初の「精神科救急」創設に参加
私たち人間が「その人らしく」暮らしていくためには、いつも心が健康な状態でなければなりません。金沢大学医学部を卒業後は東京医科歯科大学の精神科に在籍して、さまざまな症例に携わるなかで経験を重ねました。その後、千葉県内の病院で診療していたとき、墨田区にある墨東病院で新たに精神科救急を創設するというお話をいただきまして。1978年、日本初となる精神科救急の立ち上げに参加することになったんです。
都立墨東病院がカバーするエリアは、病院のある墨田区、江東区、江戸川区が中心になり、3つの区を合わせると人口150万人以上と、1つの県と同等レベルの規模になります。ところが、墨東病院に精神科が創設される以前、この地域は精神科病院の空白地帯で、もしも夜間に発症して叫び出すようなことがあれば、警察のお世話になり留置場に保護されてしまっていたんですね。衝動的に行動を起こすのは病気のせい。罪を犯したわけでもないのに留置場に入れられてしまう方々を救済する目的で精神科救急が創設されることになり、その理念に賛同した私も、今日までの長きにわたって地域医療に身を捧げることになったのです。

■こころの病気を持った方たちを地域の中で支える、「錦糸町モデル」を展開
窪田 彰 理事長都立墨東病院を退職した私は、1986年に最初のクリニックを錦糸町駅前のビル3Fにつくり、5年後に墨田区横川にデイケア併設のクリニックを建てました。バブル期の終わり頃でまだ土地が高かったものですから(笑)、駅から少々離れた場所ではありましたけれど。病院を退院なさった患者さんのアフターケアやリハビリを中心に、こころの病気を抱える方々を地域の中で支えていきたいという一心で、『クボタクリニック』を開設しました。そして2010年、ビル3階から9階までの7フロアからなる『錦糸町クボタクリニック』を駅徒歩2分の場所に構え、各事業所と連携しながら、こころの病気に悩む患者さんを包括的にサポートしています。
私たちの理念は、「こころの病気を持った方たちが、のびのびと街で暮らせるように応援していくこと」です。そのため、中核となるクリニックのほかに訪問看護ステーションや就労支援センター、地域支援センターなどの事業所を展開し、1人1人が自立した生活を送っていかれるように見守っています。外来診療にプラスして、訪問看護、デイケア、ナイトケア、就労のためのサポートなど。こうした包括的な取り組みは「多機能型精神科診療所」と定義されています。こうした功績が世に認められ、2009年には日本精神神経学会から表彰を受けたこともあるんですよ。「精神医療奨励賞」と言えば、精神医療におけるノーベル賞のようなもの。これまでの実績について評価をいただいたことは、一緒に働くスタッフたちのためにも本当に嬉しいことでしたね。

■デイケア、ショートケアでの活動を通して、自立した生活をサポート
2006年に施行された障害者自立支援法によって、精神障害のある方にも就労の場が開かれるようになりました。それに伴って私たちの事業所において、さまざまな活動メニューをご用意するようになり、お1人お1人の生活スタイルやニーズにあわせてご参加をいただいています。大切になるは「人と一緒にいると楽しい」と感じてもらうことであり、「働きたい」という意欲をサポートしてさし上げること。「人が怖いから」と引きこもっている方が、まずは一歩踏み出すためのきっかけになればと思っています。
デイケア、ショートケアでは月曜日から土曜日まで、複数の活動メニューを組み合わせて参加していただくことが可能。たとえば、オフィスワークの必須アイテムとなったパソコン操作が学べたり、名刺交換をはじめとしたビジネスマナーが身につくカリキュラムのほか、シルバーアクセサリーを作る活動なども人気です。1本の銀の棒から、2~3ヵ月かけてオリジナルのリングをつくり上げていく。その間に自然と人と会話ができるようになり、「人といるって楽しいんですね」と笑顔で話してくださる方も多いんですよ(笑)。そのほか珍しいところでは、町の銭湯に出向いてお風呂掃除をする仕事があったり、ハンドメイド雑貨を制作・販売する場があったり。こうした活動を通して自然と町に溶け込んで、自分らしく暮らしていかれるよう、医師、看護師をはじめ、精神保険福祉士、作業療法士、臨床心理士などがチームとしてサポートしています。

■これから受診される患者さんへ
『錦糸町クボタクリニック』はJRと東京メトロ「錦糸町駅」から徒歩2分と、とてもアクセスのよい場所にあります。都立墨東病院に在籍していた頃は、こころの病で入院した患者さんが、1ヵ月もすると退院していかれました。そして退院後は1人孤独の中で過ごしたり、何もすることがなかったり、ご自分の判断で服薬を中断するなどして、ふたたび病気が再発するというケースが少なくありませんでした。こころの病気を持っていても、私たちは人として平等であり、幸せな人生を送る権利があります。そして私は、こころの病気のある方たちを継続的に、地域の中でサポートしていくことをめざして「錦糸町モデル」を作り上げました。もしも、1人で思い悩んでいる方がいらっしゃるなら、「人と楽しむ」ことを体験していただきたいと思います。ご自宅で夜、たった1人で夜ご飯を召し上がっているなら、ぜひナイトケアにいらして、あたたかな団らんのひとときを味わってみてください。100人に100通りの活動メニューをご提案できることは、私たちの強みだと思いますので、どのようなお悩みもお気軽にご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。


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