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しのざき動物病院

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川口 妙子 院長
インタビュー
川口 妙子 院長 カワグチ タエコ
TAEKO KAWAGUCHI
しのざき動物病院
生年月日:1976年1月21日
出身地:千葉県
血液型:B型
趣味・特技:ラケット・ボール、体を動かすこと、動物の気持ちを語ること
好きな本・愛読書:佐賀のがばいばあちゃん
好きな映画:グッド・ウィル・ハンティング旅立ち、パッチ・アダムス
好きな言葉・座右の銘:自然は少し歪んでいるから美しい
好きな音楽・アーティスト:槇原敬之、ZARD、いきものがかり
好きな場所・観光地:温泉
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■院長がこのお仕事を志したきっかけをお聞かせ下さい。
お医者さんになりたいというよりも、動物の世話が好きで当たり前のようにこの道に進んでしまったという感じですね。小学校の頃、姉が鶏の飼育当番をやっていまして、それに付いて行っているうちに自分も飼育係のつもりになって小屋に入り浸っていたぐらいです。交通事故で死んでしまった猫を見つければお墓を作ってあげたり、お花屋さんでお花を買って供えてあげたりもしましたね。その頃はお医者さんになって治してあげたいというよりも、最期の時まで側にいてあげたい、寄り添っていたいという気持ちの方が強かったように思います。
ある時、車に轢かれた猫を近所の動物病医院に連れて行ったんですが、治療費の問題もあるし、子供だという理由だったのか、門前払いされてしまったんです。診てもらえず、猫ちゃんはそのまま死んでしまいましたが、その時に「私に何かできることがあったんじゃないか」と考え、この出来事をきっかけに動物の病気や治療のようなものにも興味を持つようになりました。そこから、私が治せる立場になろう、寄り添って上げられる立場になろうとこの道に進んできました。

川口 妙子 院長 川口 妙子 院長

■大学ご卒業後から「しのざき動物病院」の院長に就任されるまでの経緯を教えて下さい。
獣医学科卒業後は千葉県内の動物病院を始め、動物の夜間病院や都内動物病院などでお仕事をしてきました。大学在籍時にはワシントン州立大学に研修に行き、エキゾチックアニマル(トリ、ハムスター、フェレットなど)について学んだ経験もあります。その頃は日本でもエキゾチックを飼っている方が少なかったですし、獣医の本もなかったので、小さな子たちについ勉強してみたかったんですね。実際、病院勤務時にはハムスターやフェレットの子たちも診察していたんですよ。
「しのざき動物病院」には夜間病院などでお世話になった先生のご紹介で来ました。2010年の5月に引き継がせて頂いたので、もう3年目(2012年現在)になりますね。

■「しのざき動物病院」の概要・特長をお伝え下さい。
川口 妙子 院長ワンちゃん、猫ちゃんの診療が中心の動物病院です。スタッフは女性ばかり、様々な経験を持つ人間が集まって頑張っている病院です。その分、柔軟性があり、色々な患者さんとのコミュニケーションが取りやすく、私が知らないことも専門分野を持つスタッフに教えてもらうような関係も出来上がっています。
当院はホテル、しつけカウンセリングも行っていまして、どちらもご利用頂くことが可能です。近所には提携しているトリミングサロンもございます。
病院併設のホテルでは空間の問題や診察時間によってはケージに入れっぱなしということも多いのですが、当院ではお預かりしている間も家族のつもりで、可能な限りお外に出してあげて、触れ合う時間を大切にしています。良くご利用されているワンちゃんもうちに来るのが楽しみと言いますか、遊びに来る感覚のようで、とても喜んで来てくれるんです。私も「動物、人間」というよりは、人間の赤ちゃんや子供に接するようなつもりでワンちゃん、猫ちゃんに声かけをして、時間がある時は遊んでいます(笑)。
病院のホテルに預けて頂くことで、飼い主さんが当たり前だと思っていたワンちゃん、猫ちゃんの行動が病気の予兆であったり、健康に関する問題だと解かることもあります。病気の早期発見につながるメリットがありますから、是非ホテルもご利用下さい。
また、当院の看護主任はJKC公認訓練士、日本警察犬協会公認訓練士の資格も持つスペシャリストなので、しつけの相談やお悩みの解決にもお役に立てると思います。よくある相談は無駄吠えやトイレでしょうか。呼んでも来ない、というような基本的な部分のご相談も受けています。現在も診療のついでやホテルに預けたついでに、相談して行かれる方が多いんですよ。診療時間内でも空いている時はお話を伺うこともできますので、悩んでいらっしゃる方はお気軽にお問い合わせ下さい。

■院長が診療の際に心がけていることはなんでしょうか?
診療の際に難しい表現を使われても飼い主さんには解りづらいですし、堅苦しいだけだと思います。私も難しい表現は苦手ですし、逆の立場ならたぶん理解できないと思います(笑)。基本的にわかりやすい言葉や表現で飼い主さんに説明し、「一緒になって考えていきましょう」というスタンスでやっています。
病気になってしまう子というのは病気になる前の様子が重要ですので、「これは大丈夫だろう」、「これなら平気だろう」という飼い主さんの思い込みや、ネットなどの噂だけで判断したり決めてしまうのではなく、一緒になって日々の生活の部分から話し合い、共有していきたいと思います。

■最後に地域の飼い主さんにメッセージをお願い致します。
この地域特有かもしれませんが、間違えた情報や知識が氾濫していて、それを飼い主さんが鵜呑みにしてしまっている傾向があります。例えば、ワンちゃんが病気だと思い、飼い主さんが服用している人間の薬をあげていた、ですとかね。私たちが伺うと「えー!」なんて驚くこともよくあるんです。ご本人たちは当然のことと思っていることも、実は…なんて場合がありますから、当たり前だと思っていたことも是非、一度聞い欲しいですね。
診療はマンツーマンのため予約制で行っていますので、しつけの相談なども一度、お問い合わせ下さい。また、地域は限られますが、往診も行っていますので、ご事情があって通院できない方はご相談下さい。

※上記記事は2012.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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