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住吉皮膚科

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住吉 孝二 院長
インタビュー
住吉 孝二 院長 スミヨシ コウジ
KOUJI SUMIYOSHI
住吉皮膚科
出身地:東京都
趣味・特技:写真、音楽鑑賞、テニス
好きな本・愛読書:路傍の石
好きな映画:街の灯(チャップリン)
好きな言葉・座右の銘:限界とは可能性なり
好きな音楽・アーティスト:Pet Shop Boys、EMINEM
好きな場所・観光地:ハワイ、ドバイ
■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
幼い頃から、医者である父の姿をみて育ってきましたから、小学校の卒業文集にも将来の職業「医師」と書いていました。そんな中、実は宇宙に興味をもっていて、漠然と天文学者になりたいと考えていた時期もあったんです。若い頃は天文学の本を読んだり、プラネタリウムに行ったりして、とにかく星を見たりするのが好きでしたね。

この場所に医院を開業して私で4代目。結果、“天文学者”ではなく、代々続いている“医者”になろう!と決めたのは高校生ぐらいだったと思います。
住吉医院は、代々内科の医院でしたが、私自身がアトピー性皮膚炎だったこともあり、同じ症状で苦しんでいる患者さん達に「最善の治療をしていきたい」という想いから、皮膚科専門医になり、現在に至っています。

住吉 孝二 院長 住吉 孝二 院長

■アトピー性皮膚炎についてお聞かせ下さい。
アトピー性皮膚炎と言う病名はよく耳にされると思いますが、ただの一時的な皮膚炎なのか?アトピー性なのか?の診断は医師の私が言うのはおかしいとは思いますが、実に曖昧なものなんです。
アトピー性の湿疹は鼻には出ず、目や口の周りに出やすく、体に出る場合も左右対象に湿疹が出てきます。そういった箇所に、大人の場合は半年以上、子供さんの場合は2ヶ月以上繰り返し出てくる時に、アトピー性と診断することが多いんです。しかし詳しい原因や、発症する要素がはっきりとしている訳ではありません。乾燥肌の体質や、何かのアレルギーであったり、メンタル的な部分が原因で悪化したりと様々です。
アトピー性皮膚炎の患者さんの多くは、アトピー素因と呼ばれるアレルギーを起こしやすい体質を持っています。そのアトピー素因に加えて、皮膚のバリア機能が低下して水分保持が出来ず皮膚が乾燥してしまい、悪化させることも多々あります。しかし残念ながら今の医学ではそのアレルギーを完全に消し去ることは出来ません。
当院では湿疹の重要度に応じた治療を行うと同時に、湿疹をくり返さないための工夫など、日常生活における適切なアドバイスを行っていきます。

■診療の際に心がけていることや皮膚科専門医としてのやりがいをお聞かせ下さい。
住吉 孝二 院長心がけていることは、やはり患者さん一人一人とのコミュニケーションです。一人一人症状が違いますから、患者としっかり向き合い、対話や仕草の中から患者さんを良く知ることはとても大切なことだと考えています。

皮膚は内科的な病状と違い、表面的に見える症状が多いので、患者さんの中にはすっかり自信を失ってしまい気持ちが陰になっている方も少なくありません。
例えば、皮膚炎を繰り返して皮膚が固く黒ずんでしまっている方や、脱毛症になってしまった方など様々です。そんな患者さん方が、通院する度に症状が回復していき、どんどん表情が明るくなり、自信を取り戻していくのがわかる時があるんです。そんな時は心からこの仕事に就いて良かったと感じますし、同時にやりがいを感じます。

■院長先生の今後の展望をお聞かせ下さい。
住吉医院としては、長年この場所で診療を行い、地域の方々にもある程度知られていると思いますが、2011年1月までは内科医院でしたので、皮膚科の専門医院としての住吉皮膚科がまだまだ知られていません。
2006年から始めたブログの影響で地方からの患者さんが増える中、やはり地元の方々にもっと知っていただきたいという気持ちが強いので、地域の方々とのコミュニケーションを通して今まで以上に地域に密着する形で、少しでもこの近辺に住む方々のお役に立てればと考えています。

■最後に地域の方達へのメッセージをお願いします。
皮膚で起こる病気は、目に見える症状が多い為、内科的な病気と違い早期治療が可能です。しかし、皮膚科へは行かず自己診断で治療しようとする方も多いのが現状です。その結果、症状が更に悪化してしまいせっかくの早期治療が出来ず、長引いてしまうことも少なくありません。そうならない為にも気になる症状がある場合は、お気軽に来院していただければと思います。これからも皆さんと一緒に地域に貢献していける様、頑張って行きたいと思います。

※上記記事は2012.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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