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平野 圭 院長
ヒラノ キヨシ
KIYOSHI HIRANO |
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平野医院 |
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生年月日:1953年4月6日 |
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出身地:東京都 |
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血液型:B型 |
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趣味・特技:写真、金属カメラ、ゴルフ、落語鑑賞、海外旅行 |
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好きな本・愛読書:遠藤周作、田中長徳、小林よしのり |
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好きな映画:フォレスト・ガンプ |
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好きな言葉・座右の銘:初心忘るべからず |
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好きな音楽・アーティスト:ケイティ・メルア/坂崎幸之助 |
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好きな場所・観光地:ブータン、世界の路地裏 |
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■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。 |
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父が開業医でしたから、その姿を見てて自然にというのが正直なところかと思います。私自身、考古学にも興味があり、「発掘をやってみたい」という時もありましたけど、それはあんまり現実的ではなかったですよね(笑)。
平成6年(1994年)に父から平野医院を引き継ぐことになりましたが、そもそも大学で腎臓内科(現:腎臓高血圧内科)を選択する時から、そのこと(医院を引継ぐこと)が頭にありました。というのも開業医は血圧に関係するスキルが要求されるということがわかっていたからなんです。
順天堂大学では腎臓病と高血圧症の治療を専門にしていました。平野医院に移ってからも6、7年は外来のために週に1回は大学を訪れていました。なかなか辞めさせてもらえなかったといいますか、ま、お礼奉公といったところしょうかね(笑)。
平野医院は2004年にリニューアルしました。診療室も広くなり、検査機器も充実しました。待合室も広くとり、空気清浄機であったり、床暖房にして足下が冷えないようになど私なりの配慮をさせていただいたつもりです。下町のかかりつけ医として患者さんが通いやすい医院であり続けたいと思っています。 |
■ご専門である腎臓疾患の最近の傾向についてお聞かせください。 |
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当院には血圧のコントロールを要する方がおおよそ300人くらいはいらっしゃるのですが、腎臓病に限ってみればそれほど多くの方はいらっしゃらるということはありません。ただ、今はネットの時代なので、腎臓内科ということでわざわざ遠くからお見えになる方はいらっしゃいます。
近年になって慢性腎臓病(CKD)という概念が出てくるようになりました。このCKDはGFRという腎臓の働きを表す数値によって分類されるもので、悪化すれば腎不全となり、透析や腎移植が必要な状態となります。健診を受けて蛋白や血尿、その両方が検出された場合は注意が必要ですし、専門の医師による診断と治療が必要となります。
最近特に多いのが糖尿病から派生する腎臓疾患です。糖尿病腎症といいますが、糖尿病を患うと眼(糖尿病網膜症)や足の神経(糖尿病抹消神経障害)、そして腎臓にまで深刻な影響が出るようになります。普段の健康診断の結果をおろそかにせず、異常が認められた場合は速やかに医師の判断を仰いでいただくのが賢明だと思われます。 |
■子供さんの来院が多いようですが、何か理由があるんでしょうか? |
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ご年配の方も確かに少なくないのですが、確かにウチはお子さんの患者さんも多いですね。といいますのも近くに小児科の専門医の先生がいらっしゃらないということもありますし、近隣の総合病院の小児科が閉鎖しているという状況が関係していると思われます。といって私は小児科の専門医ではないんですけどね(笑)。
また、よく仰っていただけるのが予防注射が痛くないということです。針を刺す角度であるとか、技術的なものもあるかとは思うのですが、コツとしては子供の気をそらすことに割に長けてるというところでしょうか。
私には秘密兵器があるんです(笑)。子供が泣きそうになると、「頑張った、頑張った」とサッとシールを差し出すんです。女の子向けの『プリキュア』であるとか、男の子向けの「仮面ライダー」とか年代と性別に合わせて数種類取り揃えています。
姑息といえば姑息な手段なんですけど(笑)、それで痛い思いをしないで済むならそれでいいかなと思っています。 |
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■平野先生の考える開業医の役割とはどんなものでしょうか? |
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この辺りは下町ですから、よろず相談所と申しましょうか、患者さんのお話をよく聞いて何でも相談出来る医院でなければと思っています。転んで階段から落っこちて、「先生、胸が痛いんだけど・・・」っていう、こちらも反応に困る方がたまにいらっしゃいますけどね(苦笑)。
何でも診るとなると当然、判断の難しい人も出てくるわけで、そこを如何に適切に見極めて専門の先生に紹介するかということが開業医には求められます。病診連携に限らず診診連携も進めていって、スムーズな地域医療が提供出来ていければと考えています。 |
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■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。 |
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一般にメタボ検診といわれる特定健診時にオプションとして血管年齢や肺年齢の検査を加えることなど、当院ではメタボリックシンドロームの予防にも力を入れています。ある程度の年齢に達すれば定期的に検診を受けて、より深刻な事態に陥ることのないよう注意していただきたいと思います。
よろず相談所として地域の皆様の健康維持を目標に診療をしています。どうぞお気軽に足を運んでいただき、気になることがあれば何でも相談していただきたいと思います。
※上記記事は2012.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。 |
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