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渡部 真澄 院長
ワタナベ マスミ
MASUMI WATANABE |
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市川歯科医院 |
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■父の想いを組み、選んだ道。誰かの助けになれれば |
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教師だった父は若かりし頃、医学部を目指していたのですが、経済的な理由で断念せざるを得なかったそうです。それもあって、2人の息子のうち、どちらかは医療系に進ませたいと思っていたようで、私がそのバトンを受け取ったという形になります。早いもので、あれからもう30年以上が経過しました。私の治療が人の助けになれれば幸いと思いますし、その一端を担っていることに責任を感じるとともに、大きなやりがいを感じています。
2019年の1月に当院の院長に就任いたしました。患者さんは周辺にお勤めの方も少なくないのですけども、もっとも多いのは、この地域にお住いの方々ですね。 |
■高い専門性による、質の高い医療を実現 |
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当院は、いわば専門分業体制となっています。一般的な治療の範囲は私を含め、1人のドクターが担当していきますが、インプラントや義歯(入れ歯)については、高い専門性を有するドクターが担当します。インプラントについては、日本口腔インプラント学会の専門医が、そして義歯については私が担当します。小さな大学病院と言いましょうか、専門分野は専門性の高いドクターが担当することで、質の高い医療を提供することが可能になるのです。 |
■見ためはもちろん、リンゴやするめも不自由なく召しあがれる入れ歯 |
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義歯は、保険診療と自費診療とに分かれます。もちろん保険診療の範囲であってもいいものは作れますが、手順や材料が定められている分、限界はあると申していいでしょう。保険診療の場合、簡単に工程を紹介しますと、まず型取りをし、その型を用いて模型を作り、その模型をもとに本番用の入れ歯を作っていきます。これが当院の場合、まず製作した仮の入れ歯を3ヶ月ほど使用していただき、調整を繰り返して最終的な入れ歯の材質に置き換えていくという方法となります。入れ歯で最も大事なのは、“フチ”の部分です。顔の周りには表情筋をはじめ、さまざまな筋肉がありますが、その筋肉にぴたりと付着するようフチを作っていくんですね。「吸盤」をご存知かと思います。吸盤がくっつくのは、中の空気が抜けて減圧が生じるからです。入れ歯も同様で、入れ歯と筋肉の間が隙間なくぴたりと付着することで、中の空気が抜け、簡単には外れず、リンゴの丸かじりも可能な入れ歯が完成することになります。
入れ歯は、究極の人工臓器と言っていいでしょう。入れ歯を使い、生涯食べることを楽しんでいただけるように持っていくことが私の生きがいとなっています。 |
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■健康なお口をいつまでも保っていただけるように |
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当院では、ドクターによるキュアと、歯科衛生士によるケアとを完全に分けており、予防とメンテナンスについては歯科衛生士が主導でおこなっていきます。すでに海外では、定期的に歯科医院を訪れ、メンテナンスをするのが一般的となっていますが、日本もやがてそうなっていくでしょう。実感として、自分の歯をできるだけ長く持たせたいと願う患者さんが増えている印象ですからね。
それを踏まえれば、子供の頃から歯に興味を持ってもらうことが大切になります。健康なお口で健全に発達できるよう、お母さんやお父さんは子供の歯のことを気にかけていただきたいですね。 |
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■これから受診される患者さんへ |
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食べないことには人は生きていけません。野生動物の場合、歯がなくなれば、噛めなくなれば、それは死に直結します。歯というものは、それだけ重要なものなのです。ご自分のお口に関心を持っていただきたいと思いますし、美味しい食事をいつまでも楽しめるよう、歯科医院を定期的にご利用ください。
※上記記事は2023年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。 |
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